心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

おもにチック神経症(発達障害)スペクトラムについて

 

重傷者ならともかく、日常的に軽症なら、周りも本人たちも、とにかく、放っておく、気にしない、これが「薬」です。QOLが著しく下がるような一部の重傷者はともかく、生きていくのに、問題がないことなら、まずは、気にしない、「いつか気づいたら忘れる」で良いです。本人や周りも、一喜一憂して、とにかく、「やめさせよう」とすると、どツボにハマります。

 

あまり、「病気」だと、深刻になるのも、良くないでしょうね。チックは、勝手に治ったり、悪化したりしますが、周りや本人の責任もありません。無論、心理的な機序やカウンセリングも必要場合もありますが、軽度なら、「放っておく」のが、ベターです。

 

むしろ、自分の心に向き合って、「それがどうしたのか」と問いてください。子供や、大人もいますが、咳払いや肩すくめや、奇異的な行動や、クセや舌打ちや声なども、気にすると、「栄養」を与えるハメになります。「あれ、そんなことあったけ?」くらいが良いです。どのみち、チックに、完璧な治療や薬は見つかってませんし、謎があります。だからこそ、「神頼み」笑 おそらく我々より頭が良いはずの、偉い海外の医学系の医師や研究者も、お手上げです。メカニズムは解明されていますが、なぜ、そうするか謎が多いです。一応、心理的な安定を図るため、と言われていますが、他方、自分の身体を痛めたりする人もでてきたり、奇声が止まない人もいますが、それ自体で死ぬことはありません。本当に謎です。それを一般人の我々や小児科の先生が、完璧に治すなど無理です。それこそ、多分、神も見放した病でしょうか笑 笑い事ではないでしょうが、神さえ治せない、見放した病を、なぜ、一般人の我々が、どうにかできる、はずはありません。無視して通り過ぎてください。

 

神さえ治せないと言いましたが、逆に神が助けてくれるまで、神頼みってのも、たまには良いのではないですか。非科学だと、不安になる人もいますが、軽度で、明確な治療薬や方法がないなら、あとは「神様にお任せ」しかないと思います。周りや本人が、「脳の癖」や「自律神経」をコントロールはできないし、幽霊も多分、できません(笑) つまり「どうしようもない」「お手上げ」ですね。無論、薬を使えばある程度は抑えられますが、精神障害じゃあるまいし、大袈裟ですね。雨や風に一喜一憂しても、仕方ないですね。あとは、成り行き風まかせ、で良いのではないですか。「わたしにはできません、あとはお任せします」で良いです。とにかく、気にしない練習が一番です。自分がやるべき、やりたいことに集中するクセをつけましょう。実は、チックも、ある特定のことに集中していると、減ります。不思議な症状です。おそらく、脳は一点に集中していれば、それ以外は機能し難いからでしょう。どんなに頭が良くても、考えながら、同時に10個も20個も並列に考えるのは不可能です。治すより、「気づいたらなくなっていた」「忘れていた」それでよいと、思います。カウンセリングで、心理療法的に治す事例もありますが、本来ならとくに子供なら、発育や心理的な成長により、治ったり、悪化したりはあります。人の心や身体や天気や宇宙の流れに、いちいち、ムキになる必要は、ないと思います。それこそ「大人」が焦って、怒ってどうにかなる問題ではないと思います。猫や猿や犬や人間たちが、いちいち中身や意味のあることや、怒り悲しむことなど、実はほとんどやってません。クセならなおのことです。

 

チックに周りの人が、イライラしたり、現実的に気にしないのは難しいとは言っても、難しいだけで、イライラや気にしないことが出来ないわけではないです。「その症状が自分にとっていったいなんなのか」きちんと考えてみてください。たぶん、「何の意味すらない」と思います。何の意味すらない風や空気や石ころに、イライラしたり気にするのが人ですが、結局のところそれらはすべて「何の意味すらないです」。チックのやってる本人には意味すらわからず、気づいてないことを、なぜ周りがムキになるのか、それも実は「意味はない」です。冷静になって見極めてみてください。その症状があろうがなかろうが、あなたの気分が変わるだけで、チックが治って金持ちになるわけでも人気者になるわけでもなにかが生まれるわけではなく、たんに症状が消えるだけです。症状があろうが無かろうが、テレビやスマホや、ゲームばかりしていたら、治ってもテレビやゲームやスマホをするだけでしかないです。重傷者でない限り、なにをやるかは、自分次第です。チックが治っても、今度は、テレビやゲームやスマホばかりいじってとイライラするだけです。他人にメスを入れ、コントロールしたがるクセが自分にあるのなら、チックや病気より、そもそも自分の性格のほうがよほど悪質ではないでしょうか。

 

 

いやはや、あの咳払いや声や汚言や、よくわからない癖を見てみれば、たんに、「意味も深みもない動作」です。逆に深い意味や話があるなら、世紀の大発見になりますね。

 

つまり、化かされているのは、受け取り手です。猫が、尻尾を振っているのに、一喜一憂して、怒り、泣く必要や必然があるだろうか? 長い目で見れば、「人はいかに、無意味なことばかりしている」か、分かるはずです。だらだらテレビを見たり、チックは悪化しやすいですが、だらだら無意味なことは、さらに無意味を生み出し、さらに周りが無意味な反応を繋げてしまいます。この流れ自体が、すべて無意味です。周りの人が聞いても、「それのなにが問題なのか」というレベルでしょう。

 

重傷者でないかぎり、ひとつひとつに意味はないですし、チック症状の人もかかわれば、悪人というわけではないし、「精神障害」ですらないです。むしろ、無意味なことに怒り悲しむ自分の虚しさ、空騒ぎに気づいたら、すこしはラクになる「かもしれません」。

 

あなたが親なら会社員や周りの人なら、なにに集中して、優先しているか、意識的なことを考えてください。周りのチックを気にすることが自分の人生ではないと必ず答えるはずです。そんなことを気にするために長年人は生きているのでしょうか笑 それはありえません。まずは自分がなにに夢中になるか、そこにヒントはあると思います。

 

健常な人は、ためしに、チックを真似してください。

咳ばらいしたり、目をぱちぱちしたり、あっ、とかうっとか、肩すくめなど、試しにやったら分かるでしょう。そう、なんてことがない、無意味な動作です。

こんなことに、いちいちとらわれる方が、もしかしたら「おかしなこと」なのかもしれません。