心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

2022-11-17から1日間の記事一覧

神経症は「残念ながら」必ず治る

神経症の特質に、精神交互作用と、ある特定の身体器官への拘りがある 対象リビドーを見失って、ある感覚器官に集中がいく。 この場合、この感覚は、性感であるとしたのは、フロイト的な分析だが、いまは分析はよい。 その神経症の悪いことばかりではなく、そ…

自他の休みを許せない人

休めないのは、神経質だからである。 近所によくリラックスしている猫がいる。いつも寝てばかりいるが、「いつも寝てばかりいる!」と人間が、その猫にキレていたらどう思うだろうか。猫はそれだけで存在価値を否定されるわけはないし、それが普通なのだ。 …

神経症の人は、心にヒトラーを飼っている

神経症者は、やたらと自己卑下をしている。自己否定としての外面的な価値を、自らが満たしていないにもかかわらずに、ナチスヒトラーみたいに、「健康美男美女」しか許されない、という優勢思想的かつ画一化された、超自我としての規範を内在化している。 自…

神経症をルサンチマンから考察する

神経症者をルサンチマンから理解する 神経症性格者には母子一体感が悪いか、そのため基盤がない。とにかく不安で、そわそわしている。 神経症者は、病気ではないのに、やたらと病気を話す。しかし病院に行っても重大な器質性疾患はない。自分は大丈夫になる…

内的規範から神経症を捉える

今回は、超自我について。すなわち内的規範のことだ。本来なら、超自我は、厳しいしつけや、親の教育のように、言われ、無意識からの欲求を、しつける規範や秩序に思われる。 しかし、現代日本で、厳格な規範やルールは、価値観の多様性や混乱により、むしろ…

具体的になる自我

神経症的な、理想的自我を持ち、母への愛情要求が強い人は、「〇〇あるべし」に拘る。心的な病気になりやすい。(神経症は基本的に心因である) だから不安になる。しかし、具体性がなく、要求(クレーム)が強いのは不健全だ。超自我が、「叶えられないおま…