心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

2022-11-18から1日間の記事一覧

神経症は、「治す」ものなのか

当ブログでは、神経症は、無意識の意識化→自我の意識的強化から安定を図ろうとする理解と、時には、神経症を治さず生かすという方向性を見ています。森田療法やフランクルのように、ありのままというやつです。あくまで医学的なアプローチの場合は、主訴を「…

ギーゲリッヒの神経症概念

この人の神経症概念は、まず、ある種の神経症は、たんに心的な筋書きに過ぎないと言うことに尽きる。悪く言うと、自分で自分を演出して、神経症を創っているのだから、治るときも新たな「筋書き」による、と言うことだ。つまり、外的要因などは、決定的なの…

神経症が出るタイミング

神経症が、とくに強くなったり、出たりするタイミングというのがあるが、これは、私個人から言わせれば、「人生に何らかの意味があるタイミング」ということになる。とは言え、すべてが意味があるわけではないです。 かたや、たんに、意味がない反射に固定さ…

心的エネルギーが強い人は現実創造力に長けている

私は、何でもかんでも、人間中心に考えて、すべてを人間が創っているという立場ではない。しかし、エネルギーが強い神経症者は、ある側面では、簡単に現実化する力を持っていて、それは、たいてい、自分の性格や症状である。 精神病院勤務の、フランクルがあ…