心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

ラーメン屋のおやじの生き方

https://youtube.com/watch?v=aBzdqioFvh8&feature=share

 

この動画のラーメン屋のおやじの動画には、感動や、安ぽい煽りや言い方などいらない。

 

たんに、「これが俺の仕事や、身体が弱っても待っている客のためにやる」「ただそれだけ」がある。淡々と仕事に打ち込むだけの男がいる。無駄話もほとんどない。普段から森田療法神経症について話しているが、この動画のオッさんの生き方、在り方をよくみてほしい。これが、まさに、生き方なのだ。

 

ここには、現実と、真理がある。知識や理屈を越えたもがある。

 

雰囲気だけの哲学願望や、厭世観やメンヘラアピールや、マスコミ仕立ての感動のスポーツや政治ヒストリーではない「ありのままの真実」を「生きる」とは、こういうことなのだと分かる。

 

なぜ、神経症ブログで、この人の動画を紹介したのか。この人の生き方が、理想形だからだ。

 

まずは、黙って余計なことを考えずに、この人の生き様を見てほしい。

他人を見下したりバカにするような小賢しい屁理屈や知識を蓄えるより、大事なことが、すべて現れている。これを、「ことば」や「思考」を介さずに「観て」欲しい。量子力学だの引き寄せだの、ニーチェだの、ハイデガーだのドゥルーズだの精神分析だのマルクスだの騒ぐ前に、よく「観る」ことだ。

 

生きてくことは、マスコミが騒ぐような感動仕立てのおとぎ話でもなければ、上部だけの宗教ごっこや、知識階層のブルジョワな遊戯ないことが、淡々と伝わってくる。生きるという事実にコミットするとは、こういうことだとわかる。

 

なぜ、神経症ブログで、これを紹介したのか?

 

まずは、考えずに、「胸を打たれて」欲しい。

 

物事を気分本位や理屈で、否定したがる人にこそ、観て欲しい。もし、これを鼻で笑ったり、理屈で見下すようなら、まだまだ生きてない証だと思う。神経症的な、上部だけの自尊心やプライドを持っている人が、わからない生き方が、そこにある。

 

どんな人のためにも、どんなことでも、きちんと自分の魂の「仕事」に向き合う事を知って欲しい。神経症者は、「自分と向き合う」「自分を監視」「自分で自分の動作を逐一観察」してばかりだ。そんなことは、やめた方が良いだろう。自分という監視カメラの世界から、生き様を示して行こう。