心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

被害妄想

無意識という概念を知ると、なんか、被害妄想が悪化するような気がする。錯誤行為やささいな思い込みで、人が自分に危害を与えている、という妄想、被害感情、関係被害妄想である。俺も患っている。たとえば、ささいは肩がぶつかったり、物にぶつかったり、目つきや、咳払い、すれ違いや、喉を鳴らす行為や、そんな些細なことが、人の攻撃性だと思って、さらに、自分が攻撃されている、と感じてしまうもので、さらに、周りを攻撃的に認識して、被害妄想から加害的になるものだ。これは、無意識の癖だ。いつの日からか、そうなっている。これは、きちんと「暴露」しておきたい。治るかわからないが、とにかく無意識的な条件反射を、あまり「過剰意識」や「観察」をしないことだろう。なんでも、自分に関係があるというのか、エゴの錯覚でしかない。とにかく被害妄想をきちんと、客体化しよう。

 

重要な気づきは、周りが自分に敵意があるのではなく、潜在的に自分が周りを敵視している、ということで、攻撃性の責任を自分に引き戻すことだ。被害妄想を抱いている人は、結局、「自分が攻撃的に」なるわけで、周りではない。妄想と事実を区別し、「攻撃的なのは自分」「敵意を周りに抱いている」「人間不信」なのは、全部、自分のエゴと知ることだ。対人関係がうまく作れず、妄想で、自分が、周りと敵対関係しか結べていない自分に気づくしかない。原因は、きっと馬鹿にされたとか、そんな些細なことだ。でも、傷ついたことをきちんと認めた方がよいし、周りには良い人がいるのを再確認する必要もあるだろう。