心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

江戸川乱歩

引き続き探偵について 夏目漱石

『彼岸過迄』では、探偵は二種類に分けられています。一つは、「其目的が既に罪悪の暴露にあるのだから、子じめ人を陥れやうとする成心の上に打ち立てられた職業である」というタイプの探偵です。敬太郎はそれを嫌うわけです。彼が考えている探偵というのは、…

終われない推理に於ける探偵

私は探偵が好きで、小さい時からそうだ。いまは、あまり探偵小説も読まなくなってしまった。若干、憧れも遠のいてしまっている。だが、文学研究の一環として、探偵は一つのテーマになっている。ちなみに探偵小説、推理小説にも、大別すれば二種類あると考え…