2022-12-02から1日間の記事一覧
執着がなくなったとき、そこには神経質の症状はないのである。(註)ある婦人が、神経質性のヒポコンドリーで病床につき、今にも自分に死がやってくるものと思い、苦しんでいた。ところがある日、四歳になる自分の子が百日咳にかかり、呼吸も絶えるかと思われ…
すでに第二念、第三念ともなれば、いろいろの迷いにおちいり、これ が悟りだと思ったとしても、それはもはや悟りではない。 禅定のときにかぎらず、われわれが何かに驚き、あるいはよろこぶときは、純一な自分そのもの であるが、ハッと我に帰り自分の心境を…
引用 30心と体のハーモニー僕が思うのは、結局心と体というのは関連していて、自我っていうのは、心と体の両方のコントロールできるんですね。で、心も身体も一つの全体として動いているわけね。で、全体としての動きの中で、自我をもっているというのが人間…
心理的な「酔い」「眩暈」について 森田正馬 著書生の欲望から 引用はじまり 承前 それから、ピンツは、船の動揺によって脳動脈の収縮を来し、脳の貧血をおこして眩暈や嘔吐をおこすのであって、あたかも脳震とうのようなものだ、と言っている。これもトルー…