心の書庫

主に本を通じて書いてゆく 書庫代わり 自分へのヒント

フロイト

彼岸過ぎた「先」 夏目漱石

ある種のフロイト主義というか、自我心理学者、精神分析学の特徴を典型的に表したような考えがある。 現実を見るか見ないか、その差が現実の結果を決定します。国家にしろ個人にしろ同じ事です。神経症も幼い時の親子関係とか、自分に関する苦痛な都合の悪い…

現勢神経症について フロイト/河合隼雄

「現勢神経症の諸症状、すなわち頭が重い感じ、痛み、ある器官の刺激状態、ある機能の減退や抑制には、なんの『意味』、すなわち心的意義もありません。これらの症状は、たとえばヒステリーの症状のように、たんに主として肉体に現われるばかりではなく、そ…